B型肝炎のワクチン無料化 0歳児対象、10月1日から 

 B型肝炎を予防するための0歳児に対するワクチンが、10月1日から原則無料の定期接種となる。4月以降に生まれた乳児が対象で、厚生労働省は生後2カ月と3カ月、7~8カ月の3回の接種が標準的としている。

 B型肝炎は、血液や体液に含まれるウイルスによって感染。一部は慢性肝炎を引き起こし、肝硬変や肝臓がんに進行する。発症すると抗ウイルス薬を飲み続ける必要がある。

 日本の感染者は約130万~150万人とみられ、母子感染のほか、性交渉や注射針の使い回しなどで感染する。乳幼時に感染すると一生感染が続きやすいが、ワクチンを3回接種すれば高い予防効果が期待できる。


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