自治体、破綻懸念は2年連続ゼロ 総務省が判定結果公表 

 総務省は30日、地方自治体の2015年度決算に基づく財政悪化度の判定結果を公表した。破綻が懸念される「財政健全化団体」は14年度に続きゼロだった。破綻状態の「財政再生団体」は北海道夕張市だけだった。

 判定は08年度決算から始まり今回で8回目。財政健全化団体は08年度に21市町村あったが年々減少し、14年度に初めてゼロとなった。財政再生団体は8回連続で夕張市のみが該当した。

 15年度の都道府県普通会計決算(速報値)は、歳入総額が前年度より0・7%増の52兆499億円、歳出総額が1・0%増の50兆7312億円だった。


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