病院関係者が関与か、中毒死事件 界面剤、無差別混入の疑い 

点滴連続中毒死事件があった大口病院=29日夜、横浜市神奈川区

 横浜の点滴連続中毒死事件は、神奈川県警が殺人容疑で本格捜査を始めてから30日で1週間。死亡した入院患者2人の体内からは界面活性剤の成分が検出され、未使用の点滴約10袋から注射針で注入したような痕跡が見つかった。神奈川署特別捜査本部は、医療に明るい病院関係者が無差別に注射器で注入したとの見方を強めている。

 特捜本部や捜査関係者によると、大口病院(横浜市神奈川区)4階に入院していた無職八巻信雄さん(88)は20日未明に死亡。その後、同じ部屋に入院していた無職西川惣蔵さん(88)も18日に死亡していたことが判明した。


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