豊洲市場問題でPT初会合 移転の経緯を確認 

「市場問題プロジェクトチーム」の初会合に臨む座長の小島敏郎青山学院大教授=29日午後、東京都庁

 築地市場(東京都中央区)の移転先である豊洲市場(江東区)の土壌汚染対策や総事業費などを検証するため、都が設置した有識者による「市場問題プロジェクトチーム(PT)」が29日、初会合を開き、維持費が上がる豊洲でも業者が経営を続けられるかどうかなども検討対象とすることを確認した。

 PTは小島敏郎青山学院大教授が座長を務め、建築を専門とする大学教授らで構成。この日は築地から豊洲への移転が決まった経緯を確認し、次回以降の調査項目を決めた。

 今後、建物の耐震性や構造上の問題、総事業費が5884億円に膨らんだ理由を調べ、設計会社への聞き取りも実施する。


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