京都・祇園甲部で「大ざらえ」 芸舞妓が仕上げの総けいこ 

温習会を前に、総仕上げの通しけいこ「大ざらえ」で舞を披露する祇園甲部の舞妓=29日午前、京都市

 京都五花街の一つ、祇園甲部の芸妓や舞妓が出演する京舞井上流の発表会「温習会」を前に、総仕上げの通しけいこ「大ざらえ」が29日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場で行われた。

 色とりどりの着物姿の舞妓9人が、上方唄「貝づくし」を披露。この日は総勢約50人の舞妓や芸妓が参加し、家元の五世井上八千代さんは腕の振り方や扇の使い方を細かく指導した。

 温習会は10月1~6日の午後4時に開演し、同歌舞練場で84人が出演する。1913年に建てられた本館は7日から、耐震改修のため一時休館となる。


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