韓国検察、ロッテ会長逮捕状請求 横領や背任容疑 

ロッテグループ会長の重光昭夫氏(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国ロッテグループの裏金疑惑を捜査しているソウル中央地検は26日、創業者の重光武雄(韓国名・辛格浩)氏(93)の次男でグループ会長の昭夫(同・辛東彬)氏(61)について、横領と背任の疑いで逮捕状を請求した。裁判所は逮捕状発付の可否を近く判断する見通し。

 ロッテグループは「逮捕状の請求は残念だ。裁判所が賢明に判断するよう期待する」とコメントを出した。

 地検は、昭夫氏が日本のグループ系列会社に名ばかりの役員として籍を置き不当に報酬を得たり、一部の系列会社に多額の損失を肩代わりさせたりしたとして、20日に横領や背任の疑いで昭夫氏から事情聴取した。


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