2016年9月14日 11:40 | 無料公開
閉廷後、集会に臨む原告の大学生=14日午前、千葉市
大手飲食チェーンの千葉県内の店舗でアルバイトをしていた大学3年の男性(21)が、当時の店長らから暴行や暴言を受けた上、賃金の一部が未払いだとして、会社側に慰謝料など計約800万円を求めた訴訟の第1回口頭弁論が千葉地裁(小浜浩庸裁判長)で開かれた。男性が意見陳述し「怖くてバイトを断れなかった」と強調した。
労働組合「ブラックバイトユニオン」によると、学業に支障をきたすほどの過酷な労働を強いられる「ブラックバイト」を巡る訴訟は全国初という。
男性は「誰にも相談できず苦しかった」と訴えた。
会社側も意見陳述し「慰謝料については適切な解決を図りたい」と述べた。