熱中症搬送2821人、2人死亡 前週から半減 

 総務省消防庁は30日、22~28日の1週間に全国の2821人が熱中症で救急搬送されたとの速報値を発表した。前週の5668人からほぼ半減した。台風などの影響で雨が降った地域が多く、気温が上がらなかったためとみられる。搬送先で2人の死亡が確認された。

 集計によると、3週間以上の入院が必要な重症者は55人、短期の入院が必要な中等症は962人だった。65歳以上の高齢者が52・3%を占めた。

 都道府県別で見ると、大阪が282人で最も多く、兵庫の189人、愛知の183人と続いた。死亡したのは大阪、山口の各1人。


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