伊、続く余震で建物さらに崩壊 撤去作業が難航 

28日、イタリア中部アマトリーチェで、地震により崩れかけた建物を壊す重機(AP=共同)

 【アマトリーチェ共同】イタリア中部を24日未明に襲った地震で、被災地一帯では余震が続き、29日までに一部被災地で新たな建物の崩壊が確認された。現場では軍兵士や警察、救急隊員らが重機や素手でがれき撤去などを続けているが、作業は難航している。29日までの死者は政府集計で290人。

 イタリア国立地球物理学火山学研究所によると、地震発生から29日午前9時までに2220回の余震が観測された。28日午後にはマグニチュード(M)4・4の余震があり、石造りの建物の大半が崩壊し壊滅的な被害を受けたアマトリーチェで、新たに学校などの建物が崩れた。


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