サバ漁船、抑制努力に合意 中国漁獲量急増で北太平洋委 

 北太平洋の公海の漁業資源管理を話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)は26日、中国漁船によるマサバの漁獲量急増を受け、資源量を国際的に算定するまで各国が漁船の許可数を「増加させないことを推奨する」とし抑制に努力することで合意した。違法操業を行っている漁船の一覧を作り、入港を禁止するなどの対策を講じることでも一致した。

 水産庁は「マサバの資源保護に向け、取り組みのスタートラインに立つことができた」と意義を強調した。ただ漁船増加に対する歯止めについては、日本が当初目指した「禁止」などの義務規制にまでは踏み込めず、実効性があるかは不透明だ。


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