50代の病院職員が1億円着服か 東大阪市、患者への還付金 

 大阪府の東大阪市立総合病院に勤務していた50代の男性職員が、健康保険制度を悪用し、患者への還付金など1億円以上を着服した疑いがあることが23日、病院関係者への取材で分かった。病院は詳しい事実関係や着服金の使途などの確認を進め、業務上横領に当たるとみて府警に相談している。

 病院関係者によると、健康保険証を持たずに診察を受け、治療費を全額負担した患者が後に保険証を持参し、負担割合に応じて費用が還付される制度を悪用。少なくとも2013年ごろから、虚偽の還付手続きを繰り返すなどし、計1億円以上を着服した疑いがある。


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