「カリフ制導入」が狙いと指摘 トルコ反乱で駐日大使 

インタビューに答えるトルコのメリチ駐日大使=28日、東京都渋谷区のトルコ大使館

 トルコのメリチ駐日大使は30日までに共同通信の取材に応じ、トルコ政府がクーデター未遂事件の黒幕と断じている在米イスラム指導者ギュレン師について、イスラム法(シャリア)に基づく政教一致の「カリフ制国家」の樹立を狙っていると指摘した。

 メリチ大使は、ギュレン師について「穏健派を演じながら、政教分離の国家体制の転覆を目指している」と非難。カリフ制の国家を樹立した後は「トルコから周辺国に影響を及ぼそうと考えている」と述べた。


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