法王、アウシュビッツへ ポーランド訪問開始 

 【クラクフ共同】ローマ法王フランシスコは27日、ポーランド南部クラクフに到着し、同国訪問を開始した。31日まで滞在予定で、29日に南部オシフィエンチムにあるナチス・ドイツのアウシュビッツ強制収容所跡を訪れるほか、クラクフで開かれるカトリックの若者の祭典「世界青年の日」に出席し、各国の若者らと交流する。

 バチカンによると、アウシュビッツ訪問時に生存者らとの面会や私的なミサを行うが、演説はしないという。

 アウシュビッツでは、ユダヤ人ら少なくとも110万人が犠牲になったとされ、1979年にはポーランド人の法王ヨハネ・パウロ2世(当時)も訪問した。


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