ソーラー機が世界一周達成 アブダビに到着、史上初 

26日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビの空港に着陸した「ソーラー・インパルス2」(AP=共同)

 【カイロ共同】太陽エネルギーだけで世界一周飛行に挑戦した1人乗りプロペラ機「ソーラー・インパルス2」が、最終目的地のアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに、現地時間26日午前4時(日本時間同日午前9時)すぎに到着した。化石燃料を使わない世界一周飛行の達成は史上初。

 「空飛ぶ実験室」とも呼ばれた壮大な試みは、歓喜の中で、フィナーレを迎えた。

 同機は2015年3月にアブダビを出発。インドやミャンマー、中国を経て太平洋を横断、北米大陸上空を飛行しスペイン、エジプトを経由した。飛行距離は計約4万キロ。日本では、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)にも立ち寄った。


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