ワクチン接種後の痛みに運動療法 子宮頸がん、症例で研修会 

 厚生労働省は22日、子宮頸がんワクチンの接種後に全身の痛みなどを訴える患者を診療する「協力医療機関」の医師を招き、治療の情報を共有するための研修会を開いた。全国から参加した医師約20人が、運動療法とカウンセリングが有効だった例に聞き入った。

 研修会では、痛みがあってもリハビリや運動によって体力が戻り、症状が軽減した症例が報告された。実際に治療に当たった医師は「痛みの原因や診断名にこだわらず、患者や家族と信頼関係を築くことが重要だ」と強調した。

 接種後の症状を巡り、患者や家族から「気のせいと決めつけられ、医師に話を聞いてもらえない」と批判が上がっている。


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