父子3人死亡で沼を見分 宮城県警、短時間に転落か 

父子3人が死亡した沼=2日午前、宮城県大衡村大衡天姓院

 宮城県大衡村大衡天姓院の沼で1日、釣りに来た同県大崎市の父子3人が死亡した事故で、県警は2日、詳しい原因を調べるため現場を実況見分した。沼の縁はコンクリートで固められているが、水面までの斜面は急で、柵も設置されていなかった。

 県警によると死亡したのは職業不詳大友克志さん(36)と長男で小学3年の陽斗君(9)、次男で幼稚園児の陽向ちゃん(5)。一緒に訪れた大友さんの妻は「自分だけ車に戻り、再び沼に来たらいなくなっていた」と話しており、県警は3人が比較的短時間に相次いで落ちたか、落ちた人を助けようと沼に入った可能性があるとみている。


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