京大病院実験室で火災 1人搬送、放射性物質扱う 

火災のあった京都大病院の「旧産婦人科病舎」=1日午後7時16分、京都市左京区(共同通信社ヘリから)

 1日午後6時15分ごろ、京都市左京区聖護院川原町の京都大病院敷地内にある建物(4階建て)の1階実験室から出火し、約30分後にほぼ消し止められた。3人が煙を吸って気分が悪くなり、うち1人が搬送された。京都府警などが出火原因を調べている。

 市消防局によると、実験室は放射性物質を扱う部屋だった。室内で微量の放射性物質が検知されたが、人体に影響があるレベルではなく、火災と関係があるかどうか調べる。京都府警によると、出火当時、部屋は無人だったとみられる。

 京大によると、部屋は男性研究員が実験に使っていた。


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