スピード出したまま突入か、岐阜 現場にブレーキ痕なし 

岐阜県警海津署に運び込まれる、登校中の小学生の列に突っ込んだ乗用車=30日

 岐阜県海津市で登校中の小学生の列に乗用車が突っ込んで児童8人が負傷したひき逃げ事件で、現場付近に目立ったブレーキ痕がなかったことが30日、県警への取材で分かった。近隣住民が「ドーン」「ガシャーン」という衝突音を聞いており、スピードを出したまま突入した可能性がある。

 車を運転していた60代の男が逃走後、現場近くの駐車場に車を止め、刃物で自分の腹を刺していたことも判明。自殺を図ったとみられる。海津署は回復を待ち、道交法違反(ひき逃げ)容疑だけでなく、殺人未遂容疑も視野に取り調べを本格化させる。


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