2016年6月22日 00:42 | 無料公開
【ロンドン共同】国連人権理事会が任命したシリア内戦に関する国際調査委員会のピネイロ委員長は21日、ジュネーブでの国連人権理で演説し、シリア内戦が始まって以降、5年余りで医師ら医療従事者計700人以上が死亡したと明らかにした。 シリアでは中東の民主化運動「アラブの春」の影響で始まった反政府運動が2011年3月に本格化し内戦に発展。病院や医療従事者を狙った攻撃が相次いでいる。 ピネイロ氏は「医療環境の悪化に伴い、乳幼児や妊婦の死亡率も上昇している」と指摘した。