2016年6月14日 13:26 | 無料公開
旧陸軍の地下壕跡を視察する河野行革相=14日午後、東京都新宿区
河野太郎行政改革担当相は14日、東京都新宿区の防衛省を訪れ、旧陸軍の地下壕跡を視察した。壕跡は政府が一般開放拡大を決めた施設に含まれているが、現在は内部の老朽化が激しいため公開されていない。状況を確認し、有効利用や訪日観光客増加につなげられるかなどを検討する方針。
地下壕跡は、旧陸軍が第2次世界大戦時に、大本営陸軍部や陸軍参謀本部が入っていた建物の地下に造った。
河野氏は続いて防衛省内にある旧陸軍士官学校本部として建設され、戦後は極東国際軍事裁判の法廷となった市ケ谷記念館を見学した。4月から地下壕内のパネル写真や図面など展示している状況を調査した。