2016年5月31日 22:07 | 無料公開
ロシアのラブロフ外相
【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は31日、日ロ間の最大の懸案である北方領土問題に関し、「われわれは(島を)返さないし、日本に平和条約締結をお願いすることもない」と述べた。ロシア大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダとのインタビューをインタファクス通信などが伝えた。
北方領土をロシアが統治するのは第2次大戦の結果であり、正当なものだとのロシア側主張を日本側が認めないことや、日本側が安倍晋三首相とプーチン大統領の親密な関係を通じて領土交渉を加速しようとしていることを強くけん制したとみられる。