2016年5月28日 18:32 | 無料公開
共同通信の取材に応じる、広島と長崎への原爆投下を命じたトルーマン元米大統領の孫クリフトン・トルーマン・ダニエルさん=27日、ロサンゼルス(共同)
【ロサンゼルス共同】広島、長崎への原爆投下を命じたトルーマン米大統領の孫で著述家のクリフトン・トルーマン・ダニエルさん(58)は27日、ロサンゼルスで共同通信の取材に応じ、オバマ大統領の広島での演説を「(日米)双方の苦しみに触れ、共に世界をより良くしていく道を示した」と評価。
オバマ氏が謝罪をしなかったことについては「適切だったと思う。日本側の残虐な行為の責任にも言及しなかった。われわれは(双方の責任の追及を)乗り越えた」との認識を示した。
祖父のトルーマン元大統領について「生前に広島に招待され、拒否しなかった。ただ訪問は実現しなかった」と述べた。