米国防長官、中国強く非難 南シナ海「ルール損ねる」 

27日、米メリーランド州の海軍兵学校で講演するカーター国防長官(UPI=共同)

 【ワシントン共同】カーター米国防長官は27日、メリーランド州の海軍兵学校の卒業式で講演し、南シナ海で軍事拠点化を進める中国について「自国のルールで動き、国際的なルールを損ねている」と強く批判した。米国のアジア重視政策を明確にするため、最新鋭のステルス駆逐艦を派遣するとも言明した。

 カーター氏は、中国による軍事拠点化は「地域の向かう方向から外れている」と非難。中国が「孤立を招く万里の長城」をつくることになりかねないと懸念を示した。


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