米宇宙船と日本衛星相乗り 月面着陸にも挑戦 

JAXAと東大の小型衛星「EQUULEUS(エクレウス)」の想像図(JAXA・東大提供)

 米航空宇宙局(NASA)は27日、2018年に予定する次世代宇宙船「オリオン」の無人試験飛行に合わせ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京大が共同開発した小型衛星2基を打ち上げると発表。1基は月面着陸にも挑戦する。

 この試験は、30年代の火星有人飛行に向けNASAが開発中の大型ロケットSLSの初飛行。無人のオリオンをSLSで打ち上げ、月を周回して地球に戻って来る。SLSの余剰能力を利用して日本のものを含む計13基の小型衛星を打ち上げる。

 JAXAと東大の「OMOTENASHI(オモテナシ)」は、月面着陸して放射線を測定。安価な探査技術の可能性を探る。


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