大韓機事故、エンジン部品が散乱 離陸滑走開始後に破裂音 

羽田空港のC滑走路で出火した大韓航空機から脱出する乗客=27日(乗客提供)

 羽田空港で27日、ソウル・金浦行き大韓航空2708便ボーイング777が出火した事故で、エンジン内部の部品多数がエンジンカバーを突き破り、滑走路上に散らばっていたことが分かった。同日午後から現地調査を始めた、運輸安全委員会の航空事故調査官が明らかにした。

 複数の乗客が離陸滑走開始後に破裂音を聞いていたことも判明。その後にエンジンから出火しており、離陸滑走を開始後、エンジン内部で異常が発生したとみられる。

 安全委は今後、機長らから事情を聴き、フライトレコーダー(飛行記録装置)などを分析して詳しい出火原因を調べる。


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