G7、経済危機回避へ結束確認 サミット首脳宣言採択 

サミット2日目、リラックスした表情で討議に臨むG7各国首脳。(手前左から時計回りに)安倍首相、フランスのオランド大統領、キャメロン英首相、カナダのトルドー首相、ユンケル欧州委員長、トゥスクEU大統領、イタリアのレンツィ首相、ドイツのメルケル首相、オバマ米大統領=27日午前、三重県志摩市(代表撮影)

 三重県で開催中の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は27日午前、世界経済の危機回避と持続的成長に向け、結束していくことを確認した「先進7カ国(G7)伊勢志摩首脳宣言」を採択した。世界経済の下方リスクが高まっているとして「適時に全ての政策対応を行う」と明記し、財政戦略を機動的に実施する考えで合意。安倍晋三首相がサミットで言及していた「リーマン・ショック前」との経済認識については触れなかった。

 財政、金融、構造政策の重要性を再確認し、アベノミクスにちなんだ「三本の矢」のアプローチとした。サミットは「対テロ行動計画」など6分野の合意文書も発表した。


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