2016年5月26日 20:33 | 無料公開
国際宇宙ステーションに設置され、風船のように膨らんだ「BEAM」の想像図(米ビゲローエアロスペース提供・共同)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は26日、宇宙空間で風船のように膨らむ新型の居住棟「BEAM」の試験を国際宇宙ステーションで始めたが、空気を入れてもほとんど膨らまず、中止した。データを精査して、27日にも試験を再開したいとしている。
折り畳んだ状態から直径3・2メートル、長さ4メートルのたるのような形に膨らませるはずだった。トラブルの原因を調べている。
試験では、ステーションの宇宙飛行士が数秒ずつ慎重に空気を入れたが計画通りに行かず、内部の圧力も安全な範囲を超えた。