仮の橋脚、重心偏り倒壊か 大阪・箕面の新名神工事 

記者会見で陳謝する西日本高速道路の石塚由成社長=25日午後、大阪市

 大阪府箕面市で建設中の新名神高速道路の橋桁を支える仮の橋脚「ベント設備」が倒壊した事故で、西日本高速道路は25日の定例会見で、ベント設備の上に置いた部材がずれ、重心が偏っていたため倒れた可能性があると明らかにした。部材の置き方自体は施工計画通りで、前提となる計算などに問題があった可能性がある。

 西日本高速によると、ベント設備の高さを調整するために上に置く、鋼材を組み合わせた「サンドル」を、倒れた側に偏って設置していた。


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