魚住りえが舛添氏の話し方に苦言 新著発売で出版記念イベント 

新著を発売した魚住りえ=東京都内

 フリーアナウンサーの魚住りえが、東京都内で新著「10歳若返る! 話し方のレッスン」(講談社刊、1296円)の出版記念イベントを開催した。舛添要一東京都知事が政治資金疑惑を釈明した記者会見の話し方について、「歯切れが良くなかった」と苦言を呈した。

 ビジネスマン向けのスピーチ教室が人気の魚住は、「話し方で印象が変わる」が持論。舛添知事の会見を「緊張のあまり口の中が乾いて舌が動かなくなり、なおさら何を言っているか聞き取れなくなった」と専門家の視点で指摘した。

 さらに「表情も暗いせいで、ますます記者から追い詰められる。逃げも隠れもできない状態だったので、大きな声ではっきりと『第三者に聞いてみます!』と言った方がまだ、良かったかもしれませんね」と語った。

 「笑点」の新司会者に抜てきされた落語家の春風亭昇太は古くからの友人で、「手の届かない所に行ってしまった」と驚いた様子で、「後は早く結婚してくれればいい」と付け加えた。

 昇太から滑舌の悪さについて相談されたことがあるという。「あれが昇太さんの味なんですよね。彼は声が高くて、56歳に見えない若々しさにつながっている。声の高さで、滑舌の悪さをカバーしているのかもしれませんね」と笑った。


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