オバマ氏に被爆地訪問の決意促す 核軍縮の国連部会で広島市長 

国連作業部会で発言する広島市の松井一実市長=2日、ジュネーブの国連欧州本部(共同)

 【ジュネーブ共同】核軍縮の進展を目指す国連作業部会の第2回会合が2日、ジュネーブの国連欧州本部で始まった。広島市の松井一実市長が冒頭の会合に出席し、各国へのメッセージの中で「広島、長崎の市民は、世界の指導者に被爆地を訪問し『こんな思いを他の誰にもさせてはならない』という被爆者の真剣な願いを感じてもらいたいと望んでいる」と訴えた。

 広島市には5月下旬の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせ、原爆投下の当事国である米国のオバマ大統領が現職として初めて訪れる見通しだが、まだ正式発表はない。松井市長はメッセージを通じ、オバマ氏の決意を促した。


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