沖ノ鳥島沖へ台湾巡視船 拿捕に抗議、数日内に到着 

台湾・高雄から出航する巡視船=1日(共同)

 【高雄共同】日本が東京都・沖ノ鳥島沖の排他的経済水域(EEZ)で台湾漁船を拿捕したことに抗議するため、台湾の海岸巡防署(海上保安庁)の巡視船など計2隻が1日、同島沖に向け南部の高雄を出航した。

 「数日内」に現場海域に到着、1~3カ月にわたり周辺で台湾漁民保護などの活動を続ける。警備に当たる日本側は衝突の可能性もあるとみて警戒を強めている。

 馬英九政権は、沖ノ鳥島は「島でなく岩であり、EEZ設定は不可能だ」と主張。台湾当局によると日本は2012年にも同島EEZで台湾漁船を拿捕したが、馬政権は厳しい抗議を行わなかった。政権交代を前に強硬姿勢が際立っている。


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