関越道バス事故から4年 遺族ら献花、犠牲者を追悼 

関越自動車道の高速ツアーバス事故から4年となり、祭壇の前で手を合わせる人たち=29日午前、群馬県藤岡市

 群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負った高速ツアーバス事故から4年となった29日、遺族ら約30人が事故現場近くに設置された祭壇に献花し、犠牲者を追悼した。

 1月には大学生ら15人が死亡した長野県軽井沢町のバス転落事故が起きた。悲劇は繰り返されている。

 遺族らは関越道の下に設けられた祭壇に集まり、事故発生時刻の午前4時40分に手を合わせ、再発防止を祈った。

 長女の紗知さん=当時(19)=を亡くした富山県高岡市の母宮下恵子さん(55)は「娘にまた会いたいという思いは変わらない。教訓が生かされていないのは悔しい」と話した。


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