島根原発の解体・撤去382億円 廃炉1号機、中国電 

 中国電力は28日、松江市などで記者会見を開き、昨年4月に廃炉になった島根原発1号機(同市)の解体・撤去作業の費用を約382億円と見積もっていると明らかにした。今後膨らむ可能性もあるという。

 中国電によると、作業工程は4段階。第1段階(2016~21年度)は使用済み核燃料などの搬出を始めるほか、放射性物質による汚染の除去などを行い、第2段階(22~29年度)はタービンや発電機などの原子炉周辺の設備を撤去する。第3段階(30~37年度)に原子炉を解体、撤去し、第4段階(38~45年度)で原発の建屋を解体、撤去する。


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