2016年2月11日 02:00 | 無料公開
国土交通省は10日、九州新幹線長崎ルートの全面開業が、当初予定より3年遅れの2025年春以降になるとの見通しを与党検討委員会に示した。導入を予定しているフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の走行試験で車軸付近にひびが確認されるなど開発が難航しており、量産化が遅れる見通しとなったため。これに伴い、鹿児島ルートを共用する予定の博多―新鳥栖に乗り入れるための運行システム改修にも影響が出る見込みだ。 国交省は、22年春ごろから量産段階前の実用車1~2編成を投入して営業運転する方針だ。