中部空港、着陸料最大1年無料に 4月から適用、路線拡大狙う 

中部空港に駐機する旅客機=10日午後、愛知県常滑市

 中部国際空港会社(愛知県常滑市)は10日、国際線を運航する航空会社が支払う着陸料が、最大で1年無料になる新たな料金制度を発表した。4月から新規路線などに適用する。中部空港を拠点とする航空会社を増やし路線拡大を図る考え。

 新規就航や既存路線の増便分の着陸料を、路線開設から1年間は80%値引きする。さらに、日常的に運航し1日の着陸回数が複数になっていることや、離陸できる最大の重量が130トンを超える大型機材を使うのを条件に、20%の割引を追加して無料にする。

 従来の料金制度では、多くの格安航空会社が使うエアバスA320の着陸料は1回当たり12万円程度という。


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