2016年2月10日 17:38 | 無料公開
巨大ブラックホールや銀河団を観測するエックス線天文衛星「アストロH」の想像図(JAXA提供)
巨大ブラックホールや銀河団を観測して宇宙の進化の謎に迫るエックス線天文衛星「アストロH」を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)がH2Aロケットで種子島宇宙センターから12日に打ち上げる。
米航空宇宙局(NASA)などと共同開発。昨年に運用を終えたエックス線天文衛星「すざく」の後継で、すざくに比べて10倍から100倍の感度がある。
4台のエックス線望遠鏡と、2台のガンマ線検出器を搭載。全長14メートルの筒形で、日本が手がけた科学衛星では最も重い2・7トン。地球を回る高度約580キロの軌道に投入され、今年夏以降に本格的な観測を始める。