独列車事故、人為的ミスが原因か 地元紙報道 

9日夜、ドイツ・バイエルン州バート・アイブリング近郊の列車衝突現場で活動する救助隊員ら(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ紙ハノーバーシェ・アルゲマイネ(電子版)は9日、南部バイエルン州で列車同士が正面衝突し10人が死亡した事故で、同国の捜査当局が、信号を操作する担当者の人為的なミスが原因の可能性が高いとみて捜査していると報じた。列車の走行状態を記録したブラックボックスが現場から回収されており、データの解析を急ぐ。

 事故区間は単線で、自動列車停止装置が設置されていたにもかかわらず、両列車が同時に反対方向から走行していた。この区間の装置は先週、検査に合格したばかりだったが、機能しなかったとみられる。


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