「イスラム国」3千人処刑 過半数が民間人、子どもも 

 【カイロ共同】過激派組織「イスラム国」が、シリアとイラクにまたがる地域を支配し国家樹立を一方的に宣言した昨年6月以降、シリア国内で計3591人を無抵抗の状態で銃撃するといった「処刑」の手法で殺害したことが29日、シリア人権監視団(英国)の集計で明らかになった。うち戦闘に加わっていない民間人が過半数の1945人で、女性103人と子ども77人を含んでいる。

 過去1カ月だけでも53人を処刑、うち35人が民間人だった。監視団の集計は、現地の医療関係者や市民、反体制派兵士らの情報に基づいている。


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