富山市に60万円賠償命令 NZ地震遺族への市長発言 

 2011年2月のニュージーランド地震で死亡した富山市立富山外国語専門学校の生徒3人の遺族が、同市の森雅志市長に「訳の分からない文章で失礼な手紙が来た」と発言され名誉を傷つけられたとして、市に計300万円の慰謝料を求めた訴訟で、富山地裁(広田泰士裁判長)は25日、請求を一部認め、市に約60万円の支払いを命じた。

 広田裁判長は判決理由で「『失礼な文章』などの発言は原告の社会的評価を低下させ人格を非難している」と指摘した。

 富山市は判決について「特にコメントすることはない」とした。また、市内で会合に出席していた森市長は報道陣に「取材には応じない」と話した。


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