電池で動く電車、ギネス記録に 川越工業高が製作、秋田 

走行距離約20キロを達成し、ギネス世界記録に認定された乾電池で動く電車=3日午後、秋田県由利本荘市

 パナソニックは3日、秋田県由利本荘市の由利高原鉄道の線路で、埼玉県立川越工業高の生徒が製作した乾電池で動く電車を走らせ、走行距離約20キロを達成してギネス世界記録に認定された。乾電池を使う車両で線路を走るギネス記録はこれまでに無く、初の認定。

 電車は1両でパナソニックの単1電池600個を動力にし、重さ1・1トン。ギネス記録の認定員や生徒ら計9人が乗り込み、片道約11キロ、高低差約37メートルの道のりの往復に挑んだ。

 前郷駅を出発した電車は、時速10キロほどでゆっくりと走行。矢島駅を折り返して戻る22・615キロを2時間47分で走りきった。


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