「主治医がセクハラ」 患者が提訴、慈恵医大病院 

 東京慈恵会医大病院で治療を受けた女性(42)が9日、主治医にセクハラされたとして、男性医師と大学側に880万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 訴状によると、女性は慢性的な全身の痛みを訴えて同病院のペインクリニックで治療を受け、2011年秋からこの医師が主治医となった。

 医師は、プライベートで女性を食事に誘い、帰りに無理やり抱きついたり、治療中に体の関係ない場所を触ったりしたといい、女性はセクハラが原因で心療内科に通うようになったと主張している。

 大学は「訴状を見ておらず、コメントは控える。速やかに事実関係を確認する」とした。


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