TPP交渉が大筋合意 コメ輸入枠7万8400トン 

閣僚会合を終え、大筋合意したことを発表する甘利TPP相=5日、米アトランタ(共同)

 【アトランタ共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉の参加12カ国は5日午前(日本時間5日夜)、米ジョージア州アトランタで開かれていた閣僚会合で大筋合意した。

 日本は米国産とオーストラリア産のコメを無関税で輸入する枠を新設し、13年目以降に計7万8400トンに広げる。牛肉の関税を現在の38・5%から16年目以降に9%にする。豚肉は安い価格帯で1キログラム482円の関税を10年目以降に50円に引き下げる。

 政府は国内農業への影響を最小限に抑えるため、農業強化を目指した対策作りに着手する。


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