絶縁、破門の直系組長は13人 分裂の山口組処分を確認 

1日、「定例会」が行われた山口組総本部を出る車=神戸市灘区

 分裂の動きがある国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)が「絶縁」や「破門」の処分にした直系団体組長は13人だったことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、山口組前組長の出身母体で直系組織である2次団体最大の山健組(神戸市中央区)や、大阪市の宅見組の組長ら5人が、組織への復帰を認めない絶縁。京都市や熊本市などに本部を置く団体の組長8人が復帰の余地が残されている破門となった。

 警察当局は山口組が関連団体などに処分を伝える「絶縁状」や「破門状」とみられる文書を確認した。


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