桜島、警戒レベル3に下げ 避難準備情報も解除 

噴火警戒レベルが4から3に引き下げられた桜島=1日午後、鹿児島市

 気象庁は1日、鹿児島市・桜島の噴火警戒レベルを4(避難準備)から3(入山規制)に引き下げたと発表した。火山性地震が減少しており、大規模噴火の恐れが少なくなったと判断。警戒範囲も昭和火口と南岳山頂火口の3キロ圏から2キロ圏に縮小した。市もレベル引き下げを受けて、桜島の2地区に出していた避難準備情報を解除した。

 ただ今後も大きな噴石を伴う噴火の可能性があり、引き続き火山活動への注意を呼び掛けている。

 気象庁によると、南岳直下付近で多発した火山性地震は、レベル4に引き上げられた後、急激に減少。地盤の隆起も8月17日以降、認められていないという。


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