シエラレオネでエボラ熱感染確認 政府、流行終息宣言に足踏み 

 【ナイロビ共同】西アフリカのシエラレオネで、8月29日に死亡した女性(67)がエボラ出血熱に感染していたことが分かった。AP通信が31日までに保健当局者の話として伝えた。

 同国政府は24日に「感染者がゼロになった」と表明していた。潜伏期間の2倍に当たる42日間、新規感染者が発生しなければ、流行終息が宣言されることになっているが、エボラ熱の克服は足踏みしている。

 女性は感染が続く隣国ギニアとの国境にも近い北部の住民。保健当局は感染経路の特定を急ぐとともに、女性と接触した人たちの健康状態を調査している。


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