福岡の輸入販売会社を家宅捜索 国税徴収法違反疑い 

家宅捜索のため、婦人服輸入販売会社の事務所があるビルに入る大阪地検特捜部の係官ら=31日午前、福岡市

 滞納していた法人税などを徴収されないよう財産を隠した疑いが強まったとして、大阪地検特捜部は31日、国税徴収法違反(滞納処分免脱)容疑で、福岡市中央区にある婦人服輸入販売会社(破産手続き中)の事務所や代表者宅など、関係先数カ所を家宅捜索した。

 捜査関係者によると、同社は破産手続き前に、滞納した法人税などの徴収を免れようと、1億円近くの売上金を関連口座に移すなどして隠したとされる。

 会社関係者によると、同社は福岡市や大阪市に事務所を置き、中国や韓国から婦人服などを輸入して販売。大阪地裁が昨年10月、破産手続きの開始決定をしていた。


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