九電、東ガス計画も認めず 環境省、石炭火力で3度目 

 九州電力と東京ガス、出光興産が千葉県袖ケ浦市で計画している大型石炭火力発電所の建設について、環境省が、環境影響評価(アセスメント)法に基づき、二酸化炭素(CO2)削減の観点から現段階では認められないとの意見を経済産業省に提出することが27日、分かった。

 山口県宇部市、愛知県武豊町の石炭火力の計画に続き、今年で3度目。2016年4月の電力小売りの全面自由化を前に、電力業界には異業種が相次ぎ参入し、地域を越えた販売競争が始まろうとしている中、環境面の配慮を求めた形だ。

 対象は、3社が共同出資した新会社「千葉袖ケ浦エナジー」の「千葉袖ケ浦火力発電所」(仮称)。


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