武部氏、拉致で協力要請 モンゴル大統領と会談 

モンゴルのエルベグドルジ大統領(右)に安倍首相の親書を手渡す武部勤元自民党幹事長=30日、ウランバートル(共同)

 【ウランバートル共同】安倍晋三首相の特使としてモンゴルを訪問中の武部勤元自民党幹事長は30日、エルベグドルジ大統領とウランバートル市内で会談し、首相親書を手渡した。「北朝鮮問題の解決は日本の悲願だ」と述べ、拉致や核、ミサイル問題の進展に向けた協力を求めた。

 モンゴルは北朝鮮と国交がある。エルベグドルジ氏は北朝鮮への働きかけを続ける考えを伝達。7月初旬に金正恩第1書記に親書を送り、拉致問題解決のための具体的な提案をしたことなども説明したとみられる。

 エルベグドルジ氏は安倍首相のモンゴル訪問を要請した。武部氏は「首相に伝える」と述べた。


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