横浜の渡辺監督、甲子園逃す 最後の夏、決勝で敗れる 

横浜高野球部の渡辺元智監督

 高校野球の甲子園大会で春夏計5度優勝に導き、今夏で退任の渡辺元智監督(70)が率いる横浜(神奈川)は28日、横浜スタジアムで行われた全国選手権大会の神奈川大会決勝で東海大相模に0―9で敗れ、名将は甲子園出場を逃して最後の指揮を終えた。今後は同校の終身名誉監督に就任する。

 渡辺監督は1968年に母校の監督に就き、73年春の選抜大会で初優勝。松坂大輔投手(ソフトバンク)らを擁した98年には春夏連覇を達成した。甲子園通算51勝は歴代3位タイ。数多くのプロ選手を輩出するなど球界に大きな功績を残したが、腰痛の悪化など体調不良を理由に退任を決めた。


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