ダライ・ラマ80歳の祝賀 印、亡命政府拠点で8千人 

21日、インド北部ダラムサラで行われた80歳の祝賀行事で感謝の意を表すダライ・ラマ14世(共同)

 【ダラムサラ共同】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(79)が7月6日に満80歳の誕生日を迎えるのを前に、チベット亡命政府があるインド北部ダラムサラの寺院で21日、祝賀式典が行われ、約8千人の信者が詰め掛けた。

 ダライ・ラマはインタビューなどで、自らの死後に伝統的な後継者選び「輪廻転生」制度を廃止する考えを表明。亡命政府によると、自身が90歳になるころに同制度の在り方に結論を出す方針だ。ダライ・ラマの高齢化を踏まえ、今後議論が活発になるのは確実だ。

 式典では僧侶らが次々と祝福に訪れ、伝統音楽や踊りも披露された。


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